第46期 知的障害援助専門員養成通信教育に挑戦しました! - NPO法人 アトム
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2017年2月25日

研修

第46期 知的障害援助専門員養成通信教育に挑戦しました!

昨年4月から約1年をかけて、アトムの職員3名が「第46期知的障害援助専門員養成通信教育」に挑戦しました。

履修内容としては、H28年4月~12月の間に履修計画に添ったテキスト学習(10科目)、そして二か月に一度のレポート提出、H29年1月に3日間のスクーリング、テストを行い合格が出来たらH29年3月末に修了となり、知的障害者援助専門員資格認定を頂けるとのことでした。

各科目

①知的障害者福祉総論 ②知的障害者援助技術 ③事例研究 ④自閉症者援助技術 ⑤知的障害者の心理

⑥知的障害者の医学 ⑦知的障害者の保健・看護 ⑧知的障害者の生活支援 ⑨障害者福祉事業マネジメント

⑩重複障害者援助技術

昨年4月にテキスト(10科目)と学習の手引きが届きました。学生時代を卒業してから、もう何年も教科書を読むことから離れていたので、学習の手引きを理解することから苦労しました^^:

レポート課題は、各科目4課題ありその中から1題選択しレポートを作成するということだったのですが、課題の内容が難しすぎて「なにを選んでよいのか、わ・・わからないです」という感じでした。最初からそんな感じだったので「はたしてやりきることができるのだろうか・・・」と不安でしかありませんでした( ;∀;)

こんなに分厚いし・・重いし・・・

仕事をしながらの挑戦でしたので、とにかく時間があいたときには教科書を読み、わからない言葉やレポートに参考になることはネットで調べてメモしておくという感じで毎日必死でした。

教科書の重要なところにはマーカーペンで線を引き・・挙句の果てにはマーカーをしすぎて教科書がカラフルになり、どうにまとめたらよいのかわからなくなることも・・。

途中文字を読むのが嫌になったことも正直ありました(><)

レポートの添削結果に泣くこともありましたが、なんとか12月に全科目のレポートを提出することが出来ました。

レポートが提出できて「これでゆっくりと年越しが出来る」と安心しましたが「1月に3日間のスクーリングが残ってた!」ということで、まだまだ油断はしてはいけない状況での年越しとなりました。

 

年が明けて、H29年1/13(金)~1/15(日)にスクーリング東京会場となる、「TOC有明」に行きました。

東京会場の受講者は総勢220名とのことで、関東圏内の方や新潟や北海道など遠くから参加されている人もたくさんいました。

開催中は大寒波の予報が出ていたのですが、有明は天候に恵まれ3日間観光日和でした。

なので、会場からは「今日は勉強よりディズニーかお台場でもいきたいなあ」という声も聞こえてました。

でも、みなさん講義開始になると真剣に先生の言葉に耳を傾けて勉強をしていました。もちろん私たちも、先生の言葉を一言も聞き逃すことのないように眠気防止ドリンクを飲みしっかりと勉強してきました。

社会にはまだ目に見えない偏見があり、障害者の方や家族の方は孤立しやすい状況であるため、療育手帳や区分だけでとらえず、その人がどういう生き方をしてきたのかをとらえることや、障害特性、本人のことを理解する努力をおしまず、困ったときは一人で抱え込まずチームでのアプローチをしていくことが大切であること。

支援をしている中で、うまくいかないこともあるけれど、その時に一つの支援にこだわり立ち止まっていると改善されずにいるため、時にはあきらめることも必要であると言われていました。あきらめるというのは挫折と違い再発見に基づく再出発にもなるということです。

そのためにも、つねに学ぶという姿勢を持ち、知識が増えることにより支援のアイディアの引き出しが増え、個々にあった支援が出来るようになること、そして身に着けた知識は出し惜しみせずに後輩へ伝えていき良い支援者が増えてほしいことなどを、講義で話されていました。

講義の中では、受講生同士で施設アピールや自分の長所をなどを話し合い交流を持つことが出来る、演習もありました。先生も、3日間同じ席に座るのではなく、違う席にすわり多くの支援者のお友達を作ってほしい、つながりを築いてほしいと言われていました。

3日間、毎日最後にテストを行いました。3月末に結果が出るとのことなので、実はまだ結果がわからない状態です。なのでちょっと不安もありますが・・。

約1年という、長期間の挑戦で挫折しそうになったこともあったけれどスクーリングまで終えることが出来てよかったです。レポート課題では自ら調べることにより、以前より支援について学ぶ姿勢が積極的になり、講義では先生の話を聞き自分の支援のやり方について改めて考えさせられ、良い経験と自身の成長につながりました。

支援者はつねに果てなき学びの道ということで、援助専門員資格取得は入口とのこと。

援助専門員取得→実務経験2年→知的障害者福祉士の受験資格→パワーアップセミナーという感じで、今後もさまざまな資格取得や研修があるとのことです。

これからも自分を高めるためにもいろいろな試験や研修に挑戦できたらと思います。

 

会場にコミュニケーション用のホワイトボードがあったので、

しっかりと、NPOアトムのアピールもしてきましたよ^^

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